吹き抜けを活かした大容量ボックス収納の造作工事
今回の施工では、新築住宅の吹き抜け空間に合わせて、ボックス型の壁面収納を造作しました。1階から2階天井まで一気に立ち上がる大きな収納とすることで、空間の高さを最大限に活かし、迫力のある仕上がりになっています。一般的な収納とは違い、吹き抜けならではのスケール感をそのままデザインとして取り込んでいるのが特徴です。 細かく区切ったボックス形状は、単なる収納としてだけでなく「見せる収納」としても楽しめるよう計画しています。本や雑貨、小物などを自由に配置することで、住む方の個性がそのまま空間のデザインになるような構成です。整然と並べることでスッキリとした印象にもなり、あえてラフに使うことで動きのある表情も出せる、使い方の幅が広い収納になっています。 施工面では、ここまで大きな壁面収納になると、わずかなズレでも全体の仕上がりに影響が出るため、水平・垂直をしっかり確認しながら一つ一つ丁寧に組み上げています。ボックスのサイズやラインを揃えることで、仕上がりの美しさと一体感を重視しました。また、構造との取り合いにも配慮し、安全性を確保しながら見た目にもスッキリと納めています。 吹き抜け空間は開放感が魅力ですが、間延びしてしまうこともあります。今回のように大きな造作収納を取り入れることで、空間にアクセントと役割を持たせることができ、よりバランスの取れた仕上がりになります。開放感を損なうことなく、収納力とデザイン性を両立させた空間となりました。 住まいの中で「見せる」「使う」を両立するこうした造作は、既製品ではなかなか実現できません。空間に合わせたオーダーならではの魅力を感じていただける施工になったと思います。今後も一つ一つの現場で、使いやすさとデザイン性の両方を大切にしながら丁寧に仕上げていきたいと思います。